HACK不動産

従来の不動産業界では、いかに低コストで利益を上げられる住宅をつくれるかという業者視点を重視した建築があまりにも多すぎた。

その膿が最近のアネハ問題で炸裂した。
建築に対する不信感が非常に強まっている。

そんな”建築氷河期”の中で、これからの建築のあり方を示す興味深いマンションを、アーバンコーポレーションが企画した。

その名も「アーバンバウハウス」。

「飼い主と犬が都会で暮らすための幸せスタイル」を追求したマンションだ。
ムツゴロウ王国にいたスタッフがドッグコンシェルジェとして常駐し、犬に関するアドバイスなどでサポートする。 mbf-new.com

犬には１頭１頭カルテが作成され、「年齢や誕生日、性別などの基本情報をはじめ、予防注射・ワクチン等のチェック、血統証のコピー、市町村への届け出、病歴等に加え、面接・カウンセリングで得た犬の性格やしつけの程度、社会性など」が管理される。

そのほかにも、犬のトリミング美容室や犬のためのグッズショップが併設されている。

ここまで徹底するか・・・。

こうした”顧客視点”のコンセプトを事業化できる会社が今後成長していくのではないか。
そうでない、業者視点の会社は淘汰されていく。

そうした時代を強く予感した。

芸術と技術の再統一を理念としてつくられらて「バウハウス」をもじっているところも、このマンションにかける意気込みが感じられる。

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アーバンバウハウス　株式会社　アーバンコーポレイション
http://urbanbowhouse.com/

投稿者: ＨＡＣＫ不動産 日時: 23:46 | パーマリンク | コメント (2) | トラックバック (0)

先日、シェアオフィスを取り上げた。

Ｒプロジェクトが展開する、The Creation Think Tank　は、クリエーター版シェアオフィスだ。

三番町にあった空きビルを利用した再生のひとつの解だ。

間取り図を見る限り、狭小スペース貸しのため、かなりの坪単価と予想される。Ｒプロジェクトが一括借りしてサブリースというモデルと推測されるが、収益的には面白いだろう。

インフィルの費用分担がＲかオーナーどちらが負担しているかは不明だが、Ｒが負担するモデルでも十分採算はとれると思われ、これならオーナーへの訴求力は強い。

Ｒプロジェクトは、デザイン＋オペレーションにより未稼働不動産を再生させるというビジネス展開を模索している。特にオペレーションの充実化に力を入れている。

その背景には、不動産の価値がソフト面の充実化によるキャッシュフローによるようになってきたことに加え、なかなかアセットが購入できなくなってきている市場環境によるのだろう。

キャッシュフローを増大させることができるノウハウの蓄積によって、今後希少価値は間違いなく高まる。

”オペレーション”というキーワードの内容は多岐にわたるが、このキーワードを軸にビジネスモデルを考えることが、今後の不動産業に必要不可欠だ。

The Creation Think Tank 　アールプロジェクト株式会社
http://www.r-project.com/

投稿者: ＨＡＣＫ不動産 日時: 14:32 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)

やはり出てきた。

ウィークリー・マンスリーマンションの完全報酬型ポータルサイトだ。

ホテルなどではすでに当たり前のビジネスモデルだが、日本全国のウィークリー・マンスリーマンションを対象としたサービスは今までなかった。

検索システムもシンプルで使いやすく、デザインもいい。
このサイトはポータルとなっていく可能性が高いように感じた。

以前、これと似たサービスであるグッドコムのマンスリーオークションをご紹介した。

どちらのビジネスモデルが発展していくか興味がある。

Rooms Direct! ～ルームズ・ダイレクト! 株式会社バトラァーズ
http://www.roomsdirect.jp

投稿者: ＨＡＣＫ不動産 日時: 23:02 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (1)

外国人や高齢者は、日本の賃貸市場では差別されている。
だいぶ状況は改善されてきたとはいえ、まだまだだ。

そんな中で、外国人のみをターゲットとした賃貸事業を展開しているのがサクラハウスである。

そのビジネスモデルは大変面白く、非常に安定した収益モデルでもある。

短期滞在の外国人は、日本人がひくような汚い物件であってもあまり気にしないことに目をつけ、市場に放置されている木賃アパートのようなぼろい物件を管理物件として集め、ホームページや口コミで集客した外国人を入れる。

それにより、大家から月額固定の管理フィーをもらうわけだ。

こうしたビジネスモデルを実践する会社はいくつかあるようだが、管理物件戸数、知名度、スタッフの量と質いづれもサクラハウスがトップのようだ。

最近話題になっている空室対策のひとつのコンテンツとしても非常に実践的だ。
差別されている層をターゲットとしたビジネスモデルは他に考えられないだろうか？

サクラハウス
http://www.sakura-house.com/jp/

投稿者: ＨＡＣＫ不動産 日時: 21:58 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (1)

ありきたりのマンションばかりだ。
もっと自分の好きなようにカスタマイズして住めるような部屋はないんだろうか？

そんな思いをもつ人たちが確実に増えてきている。
そういう人たちが訪問するサイトが、東京Ｒ不動産だ。

大正築の戸建てや内装がされていないスケルトンのままの部屋など想像力をかきたてる物件を紹介している。

「規格外」の不動産という発想を利用した不動産ビジネスは、まだいろいろと考えられそうだ。

東京Ｒ不動産
http://www.realtokyoestate.co.jp/

投稿者: ＨＡＣＫ不動産 日時: 16:52 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)